どんな時代でも「金」が必要とされる理由とは?

2016年04月27日

はじめての金投資シリーズ

金は永遠の価値をもつ「実物資産」

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「金(Gold)」は、はるか昔からツタンカーメンの黄金マスクなど、さまざまな財宝に使われてきた貴金属です。3000年を超えた今もなおその輝きは変わらず、世界中の人々を魅了し続けています。このいつまでも変わらない不変性から、金は“価値の保全”という目的で使われるようになりました。実際、人類の歴史上、一度もその価値はゼロになったことがありません。

現代でも金は、発行体(株や債券などの発行元)が破綻すれば価値がゼロになる株や債券などとは異なり、金そのもの自体に価値がある「実物資産」として世界中で認められています。また、腐食しにくく導電性の高い性質から幅広い産業で使われており、今ではスマートフォンなど電子製品に欠かせない素材となっています。

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希少性も金の価値を高めている要因の1つです。有史以来、世界中で精錬された金は、合計しても50メートルプール(幅25メートル・深さ2メートル)の約3.5杯分(約18.6万トン、2016年末GFMS調べ)しかありません。現時点で今後採掘できる推定埋蔵量は約5.6万トン(2015年1月現在、USGS調べ)とされていますから、年間3000トン生産すれば、およそ19年で底をついてしまうのです。

いつの時代も人々を虜にする魅力的な金。そうはいっても、初めて金投資を検討する場合、「“金利を生まない”ことがひっかかる」という人もいるのではないでしょうか。たしかにそれはそのとおり。「金投資を始める意義」とはいったい何なのでしょうか。

金利を生まないデメリットよりリスクヘッジ効果のメリットのほうが大きい

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金は、預貯金や債券とは異なり利息はつきません。値上がり益が得られる可能性はありますが、それはあくまで“可能性”です。しかし、金投資にはそれ以上に大切な4つの意義があるのです。

まず1つ目は「リスクヘッジ効果」です。

戦争やテロなどの有事(地政学リスクの高まり)が起こると、政治・経済が混乱して金融システムや企業活動が阻害され、世界経済の先行きに不透明感が高まります。こうした局面では、株や債券、通貨などが下落し、「有事の金」といわれるように信用リスク(発行元の破綻リスク)のない金に資産を換える動きが強まるため、金価格が上昇するケースが多々生じました。したがって、金をポートフォリオ(資産の組み合わせ)に組み入れておけば、株や債券などの損失を補うリスクヘッジ効果が期待できるのです。

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世界同時株安を引き起こした近年のリーマン・ショックやギリシャ危機、中国ショックなどの経済有事の際も、金を組み入れたポートフォリオの効果が大きく発揮されました。市場を大きく揺るがすような大ピンチになるほど“輝き”を増すのが金の特性といえるでしょう。

世界各地で起きているテロや世界的な超低金利や日欧のマイナス金利、株式や為替市場の不安定化といった昨今の情勢を踏まえれば、“金利を生まない”デメリットよりも、リスクヘッジ効果というメリットの方がはるかに大きいのではないでしょうか。

今のデフレにも将来のインフレにも強い

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2つ目は「インフレにもデフレにも強い」ことです。

日銀が物価安定の目標を「消費者物価指数の前年比上昇率2%」とし、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を実施している今、持続的な物価上昇が続く「インフレーション(インフレ)」対策の必要性が高まっています。

というのも、インフレが進むと相対的に通貨価値が下落し、放っておくとオカネの購買力が低下するからです。本来なら預貯金の金利がそれを補うはずですが、日本ではこの20年ほどほぼゼロ金利。もしこのまま年率2%のインフレが10年続けば、通貨の価値は実質約2割目減りする計算になります。つまり、あなたの預貯金の価値が80%くらいまで減ってしまうというわけですね。

しかし、モノの値段が上がるインフレはモノである金にとっては追い風となり、価格が上がる傾向があります。そのため、金は「インフレに強い」と昔から言われています。今後、インフレ発生が見込まれることを考えれば、中長期的な対策としての金投資は大いに意義があるといえるでしょう。

ただ一方では、日本経済はまだデフレから抜け出せていないため、「それなら金投資は時期尚早では…」と考える人もいるかもしれません。ところが、最近では物価が下がり続ける「デフレーション(デフレ)にも金は強い」といわれ始めています。

現在の日本のようにデフレが進行して景気の悪化が顕著になると、企業や国家の信用不安が高まります。その結果、株や債券などが下落するため、破綻リスクのない通貨としての側面をもつ金が買われる傾向があるからなのです。2011年のギリシャ危機時の金価格上昇は、まさに世界的デフレ懸念を晒したものでした。

要するに、インフレになってもデフレになっても、モノと通貨の2面性をもつ金は投資対象として、とても魅力的ということですね。

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