金投資商品
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2016年04月28日

はじめての金投資シリーズ

多彩な金投資の方法を一挙紹介!

金投資と一口にいっても、資産保全向きの金地金から積極的に売買益が狙える金先物取引まで、さまざまな方法があります。それぞれどんな特徴やメリット・デメリットがあるのかを見てみましょう。

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金地金(きんじがね)

資産保全に最適。効率的に投資するなら1kgで

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金地金は、価値の高い純金を保管しやすいようにコンパクトに固めたもので、ゴールドバー、インゴットとも呼ばれています。1~500g、1kgのサイズがあります。

注意したいのは、500g未満の場合はバーチャージと呼ばれる加工手数料が買う時も売る時もかかること。このため、「まとまった資金で金に投資したい」という場合は1 kgがお得です。最もシンプルで効率的な投資法といえるでしょう。2016年4月現在、金地金1kgの販売価格は475万円(税込)程度です。

金地金の取扱会社には、地金商、金属メーカー、商品取引会社などがありますが、販売価格はマチマチ。というのも、金地金の流通コストやマージン(販売価格と買取価格の差)が各社で異なるからです。

この中で、1kgの金地金を一番割安に買えるのが商品取引会社です。金地金を必要に応じて金市場(業者間による相対現物市場)から直接取り寄せているため、在庫保管料などの余分なコストがかからず、投資家にとって有利な価格で販売しています。

◇メリット
・価格は純度と重量のみで決まるため、ジュエリーのようにブランドやデザインに左右されない。
・世界中のどこでも時価で換金できる。
・購入した価格よりも値上がりすれば、差益を得られる。
・保有していても税金はかからない。

◇デメリット
・500g未満の売買にはバーチャージがかかる。
・盗難・紛失リスクがあり、銀行の貸金庫などで安全に保管するにはコストがかかる。
・保有していても金利や配当が付かない。

純金積立

少額から気軽に金のオーナーになれる

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毎月一定額ずつ金を購入し、積み立てていくのが「純金積立」です。投資金額は月々1000~3000円程度から自由に決められます。購入代金は金融機関の口座から引き落とされ、積み立てた金は取扱会社が保管してくれるので、手間がかかりません。

定額で購入していくため、金価格が高いときには少なく、安いときには多く買えることになり、平均購入単価を抑える「ドル・コスト平均法」の効果が期待できます。いつ買うのが一番いいのかなど投資タイミングに悩まなくていい点もメリットといえるでしょう。

貯まった金は、地金として引き出したり売却して値上がり益を得たりするのはもちろん、ジュエリーなどと等価交換できる会社もあります。取り扱っているのは、地金商、金属メーカー、証券会社などです。

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◇メリット
・少額から気軽に金を積立購入できる。
・購入や保管に手間がかからない。
・「ドル・コスト平均法」の効果で平均購入単価を抑えられる。

◇デメリット
・年間の口座管理料(数百~数千円程度)や購入手数料(毎月の購入額の数%)がかかる。
・少額の積み立てだと1kgを貯めるのに時間がかかりすぎるため、資産保全の効果が期待できない。

金ETF

株と同じように売買できて少額投資も可能

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金ETF/ETNは、円建てやドル建ての金現物価格、金先物価格に連動する上場投資信託です。

最大の特徴は、通常の株と同じように証券取引所(東京証券取引所1部)に上場しているため、リアルタイムの値動きを見ながら取引できることです。証券会社を通して売買するため、株取引に慣れている人には始めやすい金投資といえるのではないでしょうか。

一般に1口4000~1万円台程度という少額から投資できるのもメリットです。価格が下がったときに買い増したり、上がったときに一部を売って利益を確定したりと、値動きに応じて機動的に売買できます。

また、信託報酬(投資信託を管理・運用する費用)と売買手数料の2つのコストがかかりますが、他の金投資商品に比べて低コストなのも特徴です。一般に信託報酬は純資産総額の0.4~0.8%程度。売買手数料は証券会社や購入額などによって異なります。

2016年4月現在、国内に上場されている金ETF/ETN(指標連動証券)は全部で7種類ありますが、金地金の裏付けのあるものと裏付けのないものの2つに分けられます。裏付けのあるETFでは金地金が保管会社で厳重に管理されているため、万一、ETFの発行体が破綻しても資産は守られます。

7種類のうち、金の裏付けのあるのは「SPDRゴールド・シェア」と「純金上場信託」の2つ。資産保全を目的として中長期保有するなら、金地金の裏付けのあるものを選んだほうがいいでしょう。

◇メリット
・株と同じように機動的に売買できる。
・1口4,000円~1万円台程度という少額から始められる。
・コストが安い。

◇デメリット
・株取引が初めての人にはハードルが高い。
・金地金に交換できる金ETFもあるが、取引単位が1kgと大きく、別途費用がかかる。

□「SPDRゴールド・シェア」
上場市場:東証
証券コード:1326
売買単位:1口
最低購入代金:1万2900円(4月14日終値)
信託報酬:0.4%(税抜)

□「純金上場信託」
上場市場:東証
証券コード:1540
売買単位:1口
最低購入代金:4240円(4月14日終値)
信託報酬:0.4%(税抜)

金貨

小分けしやすさから相続対策として人気

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「少額でも金地金を手元に置いておきたい」「将来、小分けして分配したい」という人に便利なのが「金貨」です。

金の単位は「トロイオンス(以下、オンス)」で、1オンスは約31.1035gです。金貨のサイズは、1オンス、2分の1オンス、4分の1オンス、10分の1オンスの4種類あります。

価格は、1オンスの金貨は10万円台、一番小さい10分の1オンスが1万円台(2016年4月現在)ですから気軽に購入できるでしょう。

500g未満の金地金にかかるバーチャージのような手数料がないため、小口投資なら金地金よりも金貨の方が低コストといえます。金貨の販売価格には鋳造コストなどのプレミアムが上乗せされていますが、買取価格にも同じように上乗せされているため、負担にはなりません。

最近では相続対策として金貨を買い求めるが人が増えています。古くからヨーロッパでは、子供の誕生日に金貨を購入し、独り立ちするときに持たせるという習慣があるとか。不動産は分割するのが大変ですが、金貨なら小分けしやすく、子供や孫に分配しやすいというメリットがあります。しかも、保有していても不動産のような固定資産税はかかりません。

代表的な金貨

  • coin1ウィーン金貨ハーモニーオーストリア造幣局が発行し、オーストリア政府が品質を保証する法定通貨(純度99.99%)。音楽の国、ウィーンを象徴する管弦楽器がレリーフされている。
  • coin2メイプルリーフ金貨カナダ中央政府が保証する法定通貨(純度99.99%)。歴史が古く、世界一の流通量を誇る。表面はエリザベス2世の肖像、裏面はカナダの国旗にも描かれているカエデの葉をレリーフ。

◇メリット
・少額でも金地金を手元に置ける。
・小分けして子供や孫に分配しやすい。
・バーチャージがかからない。

◇デメリット
・盗難・紛失リスクがある。
・傷がつくと価値が下がる。

金先物取引

ハイリターンを狙いたい人に

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金先物取引は、東京商品取引所(TOCOM)に上場されていて、株やFXと同じようにリアルタイムの値動きを基に金を売買して差益を狙う金融商品です。株の売買は証券会社が仲介していますが、金先物取引の売買は商品取引会社が仲介しています。

大きな特徴としては、株の信用取引やFXと同じ証拠金取引のため、少額の資金を担保に大きなリターンを狙えることです。証拠金取引とは、取引会社に証拠金を預け、それを担保に大きな金額を取引する方法です。

実際、金先物取引で証拠金の何倍の取引ができるのかを見てみましょう。金の価格は1gあたりで表示され、取引単位は1kg、必要証拠金は10万円とします。

1gあたりの価格:4400円として証拠金の何倍取引できるかを試算
取引額(1g4400円×1000g)÷証拠金10万円=44倍

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つまり、証拠金(元手)の数十倍の取引が行えるわけです。これを「レバレッジ効果」といいます。株の信用取引のレバレッジは約3倍、FXのレバレッジは25倍ですから、金先物取引がいかにハイリターンを狙えるかがお分かりいただけるでしょう。ただし、他の証拠金取引と同様、価格予想が外れて評価損が一定額以上に大きくなると追加の証拠金の預託が必要になります。元手となる自己資金に余裕を持たせ、しっかりとリスク管理をすることが大切です。

また、期日まで決済を行わず、総取引額を支払い、金地金を受け取る「受渡決済」を選択することもできます。

さらに、金先物取引のもう一つの特徴として、株の信用取引やFXと同様、「買い」だけでなく、「売り」からも取引を始めることができます。つまり、価格の上昇・下降両局面で差益を狙えるということです。ただし、あらかじめ期日(最終取引日)が決められていて、それまでに反対売買して決済するのが基本。これを「差金決済」といいます。

金価格が下がると利益が出る「売り」も可能なため、保有している金地金のリスクヘッジにも利用することができます。

◇メリット
・少ない資金(元手)でハイリターンが狙える。
・短期間でも差益を狙いやすい。
・金価格の上昇・下降両局面で利益を狙える。
・保有している金地金のリスクヘッジにも利用できる。
・金地金(1kg)を受け取る「受渡決済」も選択可能。

◇デメリット
・商品先物取引の基本知識を身につけることが必要。
・十分なリスク管理が必要(投下資金を上回る損となる恐れがある)。

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