株と金の分散投資効果を徹底検証!

2016年05月11日

経済のグローバル化で、世界同時株安が起きやすい時代に

img1

ここ最近、株式投資の人気が高まっています。

その背景には、株や投資信託の値上がり益や配当・分配金を非課税にする「NISA(少額投資非課税制度)や未成年者向けの「ジュニアNISA」がスタートしたこと、日銀が日本で初めて導入したマイナス金利政策によって市場金利が一段と低下したことなどがあります。ポートフォリオ(資産の組み合わせ)の株の投資ウエイトを上げた人も多いのではないでしょうか。

預貯金や債券に比べてハイリターンが期待できる株式投資は、今後も低金利が続きそうな今の時代、中長期の資産形成には欠かせない金融商品といえるでしょう。実際、少額から手軽に分散投資が行える投資信託を利用して、日本をはじめ、欧米や新興国の株に幅広く分散投資する人も増えています。

こうした中長期の資産運用を行う上で注意したいのは、株は中長期的にハイリターンが期待できる反面、急落するリスクがあるという点です。米国同時多発テロをはじめ、リーマン・ショック、欧州債務危機、中国ショックなど、世界中の投資家を震撼させる世界同時株安は何度も起きていますよね。経済のグローバル化で、ビジネスや投資のマネーが世界中を駆け巡るようになり、世界情勢が各国の株価に大きく影響するようになっているのです。

リーマン・ショックのとき、米国の株式市場全体の大まかな動きを示す「ダウ工業株30種平均指数(NYダウ)」と、日本の株式市場全体の動きを表す「日経平均株価(日経225)」がどのくらい急落したかを見てみましょう。

2008年9月、米国の大手金融機関、リーマン・ブラザーズが経営破綻し、そのインパクトの大きさから世界同時株安が起きました。下のチャートのように、NYダウは破綻する前(9月中旬)の1万1000ドル台から、10月上旬には一時8000ドル割れまで大幅に下落。一方、日経平均株価も破綻前の1万2000円台から10月下旬には一時7000円を割り込む水準まで大きく下落しています。

gruph1
gruph2

株価が急落しても“慌てて売らない”ことが大切

img2

残念ながら、今後もこうした想定外の世界同時株安は起きることでしょう。そんなとき、大切なのは保有している株を“慌てて売ってしまわない”ことです。リーマン・ショック後も時間をかけて株価が回復したように、中長期的に経済成長が続く限りいずれ株式相場は息を吹き返して上昇していくからです。

もしリーマン・ショックのような株価急落に遭遇して大切な老後資金の大半を失ってしまったら、それこそ“老後破産”を招きかねません。定年後も見据えて中長期で資産形成に取り組むなら、株価急落を乗り切るリスクヘッジが欠かせません。

そのリスクヘッジとして有効なのが、信用リスクのない「金」への分散投資です。価格の動きが株と逆相関関係になりやすい金で株の損失をある程度補うことができれば、落ち着いて株価急落を乗り切ることができるでしょう。

でも実際、株と金の組み合わせにどれほどの分散投資効果があるのでしょうか。その点を検証してみたいと思います。

リーマン・ショック以降、“有事の金買い”傾向が一段と強まった

まず特筆したいのが、リーマン・ショックが起きた2008年以降の金価格の動きです。

下のチャートのように、2008年6月を100として、金価格(ドル建て・円建て)とNYダウ、日経平均株価を比較してみると、2つの株価指数に比べて金価格が堅調に推移していることがわかります。

gruph3

その理由としては2000年以降、米国のITバブル崩壊(2001年)による景気悪化や米同時多発テロ(2001年9月11日)を機に地政学リスク(政治的・軍事的・社会的な緊張の高まり)が注目されるようになり、“有事の金買い”傾向が強まっていたことがあります。さらに、リーマン・ショック以降、この傾向が一段と強まり、価格も堅調に推移しています。

今後も同様に、“有事の金買い”には株価急落の損失をカバーする分散投資効果が期待できるといえるでしょう。

1 2

 ,

この記事が気に入ったらシェアしよう

株と金の分散投資効果を徹底検証!





金地金・金先物取引などお気軽にご相談ください。
お電話でもどうぞ

動画で学ぶ金投資

金投資について楽しくわかりやすい動画コンテンツです。
大人気GOLD君が大活躍中!是非一度ご覧ください。

  • 第一話 いま話題の金投資って?

  • 第二話 どうして今金が注目されているの?

  • 第三話 金っていくらするの?

動画で学ぶ金投資




  • カテゴリー

  • 人気記事ランキング

    最新の投稿記事

    注目のキーワード