金の価格はどうやって決まるの?

2016年10月7日

金には世界共通の価格が存在する

金の価格には世界基準となる国際価格というものがあります。私たちが実際に売買する時に、金の形状や取引形態、取扱業者によって価格に違いがあるのは、諸経費や売買マージンの違いによるもので、金そのものの価格はほぼこの国際価格に連動しています。

金の国際価格は、1トロイオンス当りの価格を米ドル建てで表示するのが世界標準。トロイオンスとは、貴金属や宝石の原石を量る時だけに使用される単位で、グラムに直すと約31.1035グラムになります。ドル建てなのは、米ドルが世界で最も多く取引されている基軸通貨だからです。

金は1日24時間、常に世界のどこかの市場で取引されており、そこで決まる金価格は休みなく動き続けます。1日はシドニー市場から始まり、以下のように各国の市場がバトンタッチをするようにオープンしていきます。そして最後のニューヨーク市場が閉まる頃、翌日のシドニー市場が開くことになります。

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シドニー市場→ 東京市場→ 香港市場→ シンガポール市場→ チューリッヒ市場→ ロンドン市場→ ニューヨーク市場

金の2大市場はロンドンとニューヨ-ク

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金の2大市場の一つであるロンドン市場は、金の現物取引を行っており、その指標(全体の値動きを代表する価格)となっているのが「LMBA(ロンドン貴金属市場協会)金価格」です。かつてはロンドン金値決め価格と呼ばれ、主要ブリオンバンク5社(バークレイズ、HSBC、ソシエテ・ジェネラル、スコシア・モカッタ、ドイツ銀行、ドイツ銀行は2014年4月に撤退)による電話会議で決定されていました。しかし、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)不正事件をきっかけに従来のロンドン金値決め方式も見直され、2015年3月20日より電子システム上で注文等の詳細記録が保存される透明性の高いLMBA価格が新たな指標価格として受け継がれています。

LMBAでは1日2回(ロンドン時間の午前10時30分と午後3時)、金のスポット価格を決めるフィキシング(値決め)を行っており、この価格(フィキシング・プライス)が世界的な金現物価格の指標となっています。

一方、ニューヨークは金の先物市場で、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物価格が指標価格となります。テレビのニュースなどでよく取り上げられるドル建ての金価格はこのNY金の先物価格を指していることが多いです。

国内金価格は「1gあたりの円建て価格」

では、日本国内で取引される金の価格はどうかというと、日本では「1gあたりの円建て価格」で示されます。
世界標準となっている金の国際価格は、1トロイオンスあたりのドル建て価格ですから、この国際価格を1g当りの円建てに換算したものが国内金価格となります。

ドル建ての金価格を円建てに換算するには次の計算式を用います。

国際金価格÷31.1035×ドル/円レート=国内金価格(円)

国際価格が1,300ドルで、ドル/円レートが1ドル=105円だとすると、国内金価格は次のようになります。

1,300ドル÷31.1035×105円=約4,389円

下の金価格換算表を使えば、国際金価格とドル/円レートで、国内金価格がいくらになるかおおよその目安を付けることができます。

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国内金の価格はドル/円レートに左右される

さて国内金価格は、ドル建て国際金価格を円換算したものですので、ドル/円為替レートの影響を強く受けます。仮に国際金価格が変動しなくても、ドル/円レートが大きく動けば国内金価格も大きく変動します。その関係は次のとおりです。

円高・ドル安→ 国内金価格は下がる

円安・ドル高→ 国内金価格は上がる

円高になると輸入品が安く買えるのと同じです。

このように、国内金価格はドル/円レートに大きな影響を受けますので、日本で金に投資する場合は、国際金価格とドル/円レートの両方を注視することが必要となってきます。

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