金だけじゃない
先物市場で今注目の商品はこれだ

2017年01月31日

ガソリンから冷凍エビまで
上場されている商品は多彩

商品先物市場では「金」以外にも様々な商品が取引されています。今回は「金投資」から少し放れて、先物取引の「金」以外の商品をご紹介します。

商品先物市場は「商品取引所」にて開設されています。現在日本には「東京商品取引所」と「大阪堂島商品取引所」の2カ所あり、それぞれ以下の商品を上場しています。上場とは、ある商品を取引所が売買の対象として定めることです。

<東京商品取引所>

金、銀、白金(プラチナ)、パラジウム(白金やニッケルと一緒に採掘される貴金属)、原油、ガソリン、灯油、軽油、ゴム、小豆、一般大豆、とうもろこし
<大阪堂島商品取引所>

米穀、小豆、米国産大豆、とうもろこし、砂糖(粗糖)、冷凍エビ、コーン75指数(シカゴとうもろこし75%とシカゴ大豆油かす20%、東京とうもろこし5%で構成された指数)

私たちの生活に馴染み深いさまざまな商品が並んでいます。「これからガソリン価格が上がりそうだな…」と思ったらガソリンを買い、首尾よく上がったところで売って利益を得る、といったことが個人でもできるのです。現物の受け渡しを伴わない先物取引ですから、買ったからといって原油やとうもろこしが自宅に届くといった事態にはなりません。身近な商品の価格を予想してみるのも面白いと思いませんか。

さて、この中ではやはり「金」が人気ですが、それ以外でも「原油」「ガソリン」「白金」「ゴム」「とうもろこし」なども個人投資家に人気です。

※ 一枚の取引に必要な最低資金(第一商品、2017年1月23日現在)

あらゆる産業に欠かせない貴重なエネルギー
「原油」

<原油>

言うまでもなく、石油製品の原料となる原油は、あらゆる産業に欠かせない貴重なエネルギー資源です。世界の原油供給の約40%をOPEC(石油輸出国機構)が占めていますが、近年は米国のシェールガス・オイル開発(地下深い岩盤)のシェール層から原油や天然ガスを大量に採掘する技術による開発)で供給が急増し、世界の原油の生産と消費のバランスが崩れつつあるとも言われています。

激しく変動する原油価格の背景には、常にOPECの存在があります。2016年もシェール革命による米国での原油増産に対抗するため、OPECが価格維持よりもシェアを優先したことによって値崩れを起こしました。しかし、OPEC加盟国にも危機感が強まり、2016年11月30日のOPEC総会で減産合意したことを受け、その後NY原油先物価格は1バレル=50ドル台をキープしています(2017年1月6日現在)。ちなみにバレルとは、原油や石油の取引に用いられる国際的な取引単位のことで1バレルは158.9873リットル。

他にも産油国が集まる中東などで政情不安やテロによる地政学リスクが高まると、供給不安によって価格の上昇圧力が強まります。また、国際商品に共通していえることですが、円建ての東京原油価格は為替相場の動向にも大きな影響を受けます。

円高・円安の影響を受けやすい「ガソリン」

<ガソリン>

ガソリンは原油を精製して作られますから、その価格は当然、原油価格の影響を最も大きく受けます。そのため、原油の相場予想はそのままガソリンにも応用できると言っても過言ではありません。ただし、レジャーシーズンなどの季節的な需給要因や、低燃費車の普及など、ガソリン独自の変動要因もあります。

ダイナミックな値動きが魅力の「白金」

<白金>

日本では宝飾品や投資対象として、金と人気を2分しているプラチナですが、世界的には産業用としての需要がメインで、それゆえ景気動向(特に欧州の自動車生産量)に大きく影響されます。

また金の40分の1程度しか地上に存在せず、希少性が極めて高いのもの特徴です。そのため価格変動は金に比べるととにかく派手。上がりやすく、下がりやすい。投資対象として見ればそのダイナミックな値動きが魅力と言えます。

自動車産業の影響を大きく受ける「天然ゴム」

<ゴム>

ゴムには、ゴムの木の樹液から採れる天然ゴムと、石油から作られる合成ゴムがあります。商品先物市場に上場されているのはこのうち「天然もの」で、「RSS3号」と呼ばれるシート状にしたゴムです。

天然ゴムの約70%は、東南アジアで生産されており、その大半をタイ、インドネシア、マレーシア産が占めています。これら生産国の市場でもゴムの取引が行われていますが、世界の指標となっているのは東京市場の価格です。

ゴム消費量の多い国は、米国、日本、中国で、主にタイヤやチューブに用いられています。ということは、ゴムの需要は自動車の生産・販売動向に大きく左右されるということ。先進国の自動車産業の動向がゴムの価格に大きく影響します。

値動きはとにかくダイナミックです。売買は中長期的に大きく取るよりは、短期的な利ザヤ狙いの方が向いているのかもしれません。

価格が産地の天候に左右されやすい
「とうもろこし」

<とうもろこし>

コメ、小麦と並ぶ世界3大穀物の1つが「とうもろこし」です。世界最大の生産国である米国のシカゴ商品取引所の価格が世界の指標となります。

とうもろこしは飼料用としての需要が多く、ほとんどが家畜飼料になっていますが、近年はエタノールの原料として産業用需要も増加しています。

とうもろこしも他の作物と同様、出来具合は天候に左右されます。米国では4月中旬頃から作付けが始まり、10月上旬から11月頃に収穫期に入ります。作付け期の長雨はとうもろこしの成長に悪影響を及ぼすなど、この期間の産地の天候(気温・降水量など)が価格を大きく動かします。

米国以外では、中国、ブラジル、アルゼンチン、ウクライナなどがとうもろこしの生産国で、これらの国の作柄状況もとうもろこし相場においては重要なポイントです。日本は国内で消費されるとうもろこしの大半を輸入に頼っているため、為替相場の動向とも密接な関係にあります。

 

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