金地金はこうして作られる

2017年05月25日

金は採掘した鉱石から取り出す

日本国内で流通している金地金(ゴールドバー)のほとんどが純度99.99%の純金です。9が4つつくことから「フォーナイン」とも呼ばれています。金の純度を表すものとしては、この他に“K○○”という言い方もあり、99.99%の純金は“K24(24金)”。ジュエリー等でよく聞く”18金”は、金の純度が75%であることを表しています。

さて今回は、99.99%の純金がどのようにして作られるかご紹介します。

自然の中で取れる金は、金が含まれる鉱脈にある「山金(鉱脈から採掘される鉱石)」と、これが崩れて河床などの砂の中に沈殿している「砂金」の2つがあります。金は他の物質と結合することがほとんどないため、鉱石の中に小さな粒として入っています。

砂金は取れる量が少ないため、ビジネスとして採算が合いません。現在では、さまざまな金属が入り混じっている鉱石から銅や銀、白金などとともに金を回収する方法がとられています。

金鉱山では、鉱脈から鉱石を取り出し、さまざまな処理を加えて金を取り出します。日本にもかつてはたくさんの金鉱山がありましたが、今でも商業ベースで操業が続いているのは鹿児島県北部にある「菱刈鉱山」のみ。1985年の採掘開始以来、224.2トン(2016年3月末現在)の金を産出し、現在も年間6~7トンの金を生産しているそうです。

鉱石に含まれる金は、わずか「1トンあたり数グラムといわれていますが、菱刈鉱山の鉱石には1トンあたり30~40グラムも金が入っています。

こうした金鉱山で産出された鉱石から金を取り出すわけですが、日本では銅を製錬する過程で副産物として金を取る方法が主流です。

いくつもの工程を経て金を抽出

菱刈鉱山で採掘されたり輸入した鉱石は、溶炉で銅製錬に用いられる銅精鉱と珪酸鉱、酸素を加えて溶かし、鉄と硫黄などを取り除いた純度99%の粗銅にします。金銀はこの粗銅の中に含まれています。粗銅を精錬してから電気分解すると、電気銅と金銀スライム、粗硫酸ニッケルに分離され、この金銀スライムにさまざまな処理を加えて、金や銀などを回収します。さらに回収した金を精製し、金粒が出来上がります。

ゴールドバーにするには、金粒を溶解して鋳型に流し込みます。出来上がった金地金は重量を精密秤量機で計測し、基準の範囲内に収まっているか検査します。合格したら、商標や重量表示、品質表示、製造番号などを刻印して完成です。

  • 鉱石

  • 溶解

  • 金鋳造

  • 金地金 完成!

日本では、前述したように金の純度が99.99%(フォーナイン)が一般的ですが、中東やインドなどでは純度が99.5%(ツーナインファイブ)の金地金も流通しています。

日本でも純度99.5%の金地金が出回ることもあるようですから、購入するときは要注意。商品先物取引業者など信頼できる会社から直接購入することをお勧めします。

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