金先物取引

先物取引の
「限月(げんげつ)」って何?

2017年09月20日

「限月」とは、あらかじめ定められた「取引の期限」のこと

株やFXにはない先物取引のルールに「限月(げんげつ)」があります。限月とは、簡単にいうと「取引の期限」のこと。そもそも先物取引は、将来の一定の期日に受け渡しを行う約束のもと、その価格だけ今決めてしまおうという取引ですので、原則的には必ず期日(期限)があります。ですので、先物取引では期日前に反対売買をするか、期日に受渡しをするか、いずれかの方法で期日までに必ず決済を行わなければなりません(日経225先物のように受渡しによる決済ができない取引の場合、必ず期日までに反対売買を行わなければなりません。もし行わなければ、強制決済されます)。ここが、ポジションをいつまでも持ち続けることができる、株やFXとは大きく違うところです。

金先物取引での限月は常に6本

国内の金先物取引では6限月制を採用していますので、常に取引期限の異なる6銘柄が取引できる状態にあります。金の場合、下の相場表のように限月は2ヶ月毎、偶数月に設定されていますので、取引期間は最長で1年になります。一番上の「10月限」というのは、「2017年10月に取引期限が来る」銘柄という意味で、「2017年10月限(がつぎり)」と読みます。

上の相場表の中で一番期日(納会日)が近いのは一番上の“10月限”(2017年10月限)。これは2017年10月の納会日を迎えると無くなります。すると、新しく「2018年10月限」が相場表の一番下に生まれ、取引が始まります。このように限月が1つ減ると、翌日に新たな限月が加わるため、常に6銘柄が取引できる状態になっているのです。この新しく生まれた限月を「新甫(しんぽ)」といいます。

ちなみに、納会日が一番近い限月を「当限(とうぎり)」、その後に続くものを「2番限(にばんぎり)」「3番限」「4番限」…と呼び、一番遠いものを「先限(さきぎり)」と呼びます。

また、「当限(とうぎり)」を「期近(きぢか)」、「先限(さきぎり)」を「期先(きさき)」と呼ぶこともあります。

一般に「期先」の出来高が最も多く、売買が成立しやすい

なぜ同じ商品で限月がいくつもあるのでしょうか。それは、実際に現物を買い取ったり売ったりする実需者(事業者)によって、現物を必要とする時期や売りたい時期が異なるからです。Aさんは2カ月後に買いたい、Bさんは1年後に売りたいというような実需者のニーズに対応しているのですね。

また、同じ商品でも限月が異なると価格も変わります。納会日が最も近い期近の価格は直近の現物需給の影響を、最も遠い期先の価格は投資家の価格予想や思惑などの影響を強く受けるからです。また、季節要因の影響を受けやすい銘柄(ガソリン、とうもろこしなど)は、限月間の価格差が大きくなる傾向があります。

では、我々が取引をする場合、どの限月を選べば良いのでしょうか。個人投資家が商品先物取引をする場合は、一般に「期先」を選んだほうがいいといわれています。というのも、出来高(取引量)が最も多く、売買が成立しやすいからです。先の金の相場表を見ても、期先(2018年8月限)の出来高が最も多くなっています。また、納会日までの期間が長く、時間的に余裕を持って取引できるのもメリットです。

逆に、納会日が近づいてくるほど、出来高が少なくなり、価格の変動も大きくなる傾向があるので、「期近」に近づくほど注意が必要です。

現物を受け取って決済する「現受け」も可能

前述したように、先物取引ではポジションを持てるのは長くても1年です。株のように「価格が下がったから、値上がりするまで気長に待つか…」と、何年も塩漬けにはできません。損失が出ていても納会までには必ず決済し、損失を確定させなければなりません。株やFXの経験者の方には、このルールに抵抗感を持つ人もいるのではないでしょうか。でも逆にいえば、ズルズルと持ち続けて損失が拡大してしまうリスクがないのはメリットとも言えるでしょう。

ただし金の場合は、反対売買(差金決済)による決済を行わず、購入代金を支払い、現物を受け取って決済する「現受け」という方法もあります。もし予想に反して価格が下がった場合、現受けして金地金に替えることも可能です。

利益が出たら短期でも売る予定の金投資なら、まずは現物代金の数%の資金で取引できる先物で買い、価格が上がったら利益を確定し、下がったら「現受け」を利用して現物(金地金)を手に入れ、じっくり値上がりを待つという方法もあります。

 ,

この記事が気に入ったらシェアしよう

先物取引の
「限月(げんげつ)」って何?





金地金・金先物取引などお気軽にご相談ください。
お電話でもどうぞ

動画で学ぶ金投資

金投資について楽しくわかりやすい動画コンテンツです。
大人気GOLD君が大活躍中!是非一度ご覧ください。

  • 第一話 いま話題の金投資って?

  • 第二話 どうして今金が注目されているの?

  • 第三話 金っていくらするの?

動画で学ぶ金投資




  • カテゴリー

  • 人気記事ランキング

    最新の投稿記事

    注目のキーワード



    " "