知っておきたい、
金投資のデメリットとは?

2018年02月19日

主なデメリットは6つ

金融商品を購入するときは、その商品の長所だけではなく、短所も含めて総合的に判断することが大切です。金投資も例外ではありません。メリットについては過去のコラムでも散々取り上げていますのでそちらを参照してもらい(ページ下で紹介)、今回は、金(金の現物)投資のデメリット、特に株などと比べた場合のウィークポイントについて考えてみましょう。

主なデメリットとしては以下の6つが挙げられます。

(1)配当や利息がつかない

金には、株式の配当金や預貯金の利息、債券の利子のような、それを保有することによって得られる収入(インカムゲインという)がありません。収入源は、金の値上がりによる利益(キャピタルゲインという)だけです。

ただ金を保有している人すべてが値上がり期待から保有しているかというと、そうではありません。そのもの自体に価値がある実物資産の金には、株式のような発行元(企業など)の信用リスクや倒産リスクがなく、株式相場が大きく下落するような局面では、資金の逃避先として金が買われる傾向があります。そのため、資産ポートフォリオ(自分が保有している株式や債券など)のリスクヘッジ効果を期待して金を保有している人がいるのです。

(2)為替相場の影響を受ける

日本で金を買う場合は円建て価格で購入することになります。円建ての金価格は米ドル建ての国際金価格とドル・円レートの両方の影響を受けます。

円安・ドル高は国内金価格の上昇要因、逆に円高・米ドル安は下落要因となります。ですから、「国際金価格が上昇していても、国内金価格は為替の影響でそれほど上がっていない…」あるいは「下がっている…」なんてこともあります。

(3)価格が2つあり、初めての人には分かりにくい

金地金の価格は「販売価格」と「買取価格」の2つあり、常に値段が一つしかない株価と比べて、初めての人には「分かりにくい」という意見もあるようです。「販売価格」は私たちが業者(取扱会社)から買うときの値段、「買取価格」は売るときの値段です。

「販売価格」と「買取価格」の差額は、取扱業者の売買マージンです。そのため、購入後すぐに売却すると、差額分だけ損することになります。また、取扱業者、取引単位によっては、売買マージン以外に別途手数料を取られる場合もありますので注意が必要です。

ちなみに金地金を購入する際には、消費税がかかりますが、売却するときには消費税を受け取ることができることも覚えておきましょう。

(4)購入にはまとまった資金が必要

金の現物には様々な形状、重さのものがありますが、最もポピュラーなものは、保存しやすいように形成した金地金(インゴットやバーとも呼ばれる)の1kgバー。ただ、購入するには500万円以上(2018年2月現在)のまとまった資金が必要です。

10gや100gなどの小さいサイズもありますが、バーチャージ(加工手数料)が別途必要になることもあり、投資効率は悪くなります。

金貨も少額から投資できますが、加工コストが上乗せされているため割高に。また、キズや汚れがつくと買取価格が下がってしまう場合もあります。

(5)業者によって価格が異なる

上場企業の株価はどこの証券会社で売買しても同じですが、金地金は売買する業者によって価格が大きく異なります。モノとしての金の価値は、古い、新しいに関係なく、純度(金が含まれる割合)と重さが同じならすべて同じなのですが、業者によって仕入れ値やコスト、上乗せするマージンが違うので価格が異なるのです。

同じ1kgの金地金でも、業者によって4万円近くも差が出ることがあります。もちろん単純に安ければ良いというわけでもありませんので、業者選びは慎重に行う必要があります。

(6)盗難・紛失リスクがある

購入した金はどうやって保管するかを決めなければなりません。単純なことですが完全に電子化されている株とは違うところです。自宅で保管する場合には、盗難のリスクや、天災などで紛失するリスクがあります。また銀行の貸金庫などに保管する方も多いようですが、その際にはコストがかかります。

 

さて以上、金の現物投資がもつデメリットを見てきました。

金融商品それぞれが持つメリット、デメリットを考慮して、ポートフォリオを形成するのが資産運用の第一歩です。前述したように、金には他の商品にはないリスクヘッジ効果が期待できます。こうしたデメリット・メリットを踏まえ、金を資産の一部として検討してみてはどうでしょうか。

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