投資と投機の違いって何?
 

2018年04月18日

投資とは「利益目的で株や債券などに
お金を投じること」


投資は「真っ当な資産運用」、投機は「一か八かのギャンブル」。そんなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

広辞苑を引いてみると、”投資”とは「利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資」「元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本(お金)を証券(株券および債券)化すること」とあります。

株の購入は前者に当てはまりますね。投資家は、企業に出資して株主になります。そのお金を使って企業は事業を興し、事業で得た収益を配当金として株主に還元します。また、その企業の成長によって株価が上昇すれば、投資家は株の売却益を得ることもできます。まさに、「株式投資」です。

債券の購入は後者になります。国債や社債などの債券は、購入するとあらかじめ決められた利子を定期的に受け取ることができ、満期日を迎えると償還金(債券の額面金額)が戻ってきます。これが「債券投資」です。

このように利益を得る目的で株や債券、収益不動産などにお金を投じることを「投資」といいます。

投機とは「価格を予想して売買益を狙う
短期取引のこと」

一方、“投機”は広辞苑によれば「損失の危険を冒しながら大きな利益を狙ってする行為」「市価の変動を予想して、その差益を得るために行う売買取引」とあります。

この説明からすると、為替レートの動きを予想して差益を狙うFXは「投機」と言えそうです。通貨そのものは収益を生み出すわけではないため、株のように投資とはいえません。確かに“為替投資”とは言いませんね。

ただし、株や債券でもデイトレードやスイングトレードなど、短期的な価格の動きを予想して売買益を狙うトレードは、投資ではなく投機になります。

では、金地金の購入や金先物取引はどちらになるのでしょうか。

いずれも短期的な価格の動きを予想して売買益を狙うなら「投機」、価格の上昇を期待して中長期的に保有するなら「投資」です。先物取引の場合、期限があるので長期保有には不向きですが、「現受け」目的なら「投資」と言えなくもありません。ちなみに、原材料の仕入れを目的として購入する実需の場合は、投機でも投資でもありません。

こうしてみると、投資か投機かは「私たちのお金の運用スタンス」によって変わってくることがわかります。同じ金融商品でも、取引の仕方によって投資にも投機にもなるというわけですね。株の中長期投資であっても、根拠もなく大きなリターンを狙う行為は、広辞苑にある「損失の危険を冒しながら大きな利益を狙ってする行為」になるので、投資ではなく投機になります。

「投機=ギャンブル」とはいえない


さて、ここでもう一つ考えてみたいのは、「投機=ギャンブル」なのか、ということです。

広辞苑には、「賭けごと。ばくち。投機」と同じ意味合いのものとして書かれていたりします。

しかし、投機(短期的な株取引や為替取引、商品先物取引)でも、自分の価格予想を基にトレードし、安定的に儲けている人はたくさんいます。実際、個人投資家にも億単位の利益を得ている人は少なくありません。この場合、投機とはいっても、一か八かのギャンブルとは明らかに違います。運ではなく、実力で勝っているわけです。

一般に「企業の成長をじっくり待つ中長期投資こそ、株式投資の基本」といわれますが、短期売買で利益を得られる人は「わざわざ中長期保有してリスクを抱える必要はない」と思っています。将来、倒産するかもしれない企業の株を保有し続けるほうがリスクは大きいという考え方もあるわけです。

また、パチンコや競馬などでも勝ち続けている人がいます。彼らは自分の経験や知識によって確実に儲けているのですから、これも一か八かのギャンブルではありません。こうしてみると、その人の取り組み方によって、投機なのか、はたまたギャンブルなのかが決まってきそうですね。

ビットコインは?

いま話題のビットコインをはじめとした仮想通貨も考え方は同じです。

価格変動の激しさからみると「投機性」が強そうですが、取引する本人が「その仮想通貨が世の中に広く浸透し、価値が上がる」と考え、中長期で保有しようと思っているのなら、「投資」と言えなくもないでしょう。

あなたのやっている取引は
ギャンブル化していないか?

結局、同じ金融商品であっても、考え方や取り組み方によって、“投資”、“投機”どちらにも成り得るということです。

勘違いをしないで欲しいのは、“投機的”、“ギャンブル的”な取引をすることは、決して悪いことではありません。注意しなければならないのは、「投資のつもりが投機」になっていたり「投機のつもりがギャンブルになっていたりすることです。その結果、想定外の大きな損失を被る可能性があるからです。

投機で勝ち続けるのはプロでも難しいもの。トレードの検証と修正を繰り返しながら、戦術に磨きをかけ、自己規律を守り、パフォーマンスの向上を図っていくような地道な努力が不可欠です。とくにレバレッジを利かせた証拠金取引は、ハイリターンが期待できる反面、あっという間に大損する可能性もあります。ですから投機は、「あっちゅう間に失っても困らない範囲のお金」で始めることも大切です。

さて、あなたがいまやっているのは投資、それとも投機、はたまたギャンブルですか?時には振り返り、当初の目的とかけ離れた取引になっていないか、見直すことが必要かもしれません。

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