高利回りがウリのソーシャルレンディングって何?

2019年06月17日

怪しい商品ではなく、ちゃんとした金融商品!

「ソーシャルレンディング」ってご存知でしょうか?「3.0%~10.0%」といった高い予定年間利回りをインターネットで見て、興味を持った人もいるのではないでしょうか。「今のご時世、そんなに高い利回りなんてあり得ない…」という声も聞こえてきそうですが、ソーシャルレンディングの事業者は、金融商品取引法の規制対象となるため、財務局への登録(第二種金融商品取引業)が必要。ですから、商品自体は決して怪しいものではなく、ちゃんとした金融商品として位置づけられています。

ただ、登録業者であっても、金融庁や財務局がその業者の信用力などを保証しているわけではありません。現在、ソーシャルレンディングの事業者は20社以上ありますが、業者の信用力を慎重に見極めることが大切です。ソーシャルレンディングに投資する際は、その仕組みやリスクなどもよく理解しておきましょう。

個人投資家がソーシャルレンディング事業者を
通して企業に融資

そもそもソーシャルレンディングとはどんなものなのでしょうか。

簡単にいうと、お金を調達したい企業(借り手)と、お金を提供して儲けたい個人(貸し手)をインターネット経由で結びつけ、数多くの貸し手(資金提供者)から少しずつ集めたお金を企業に融資する仕組みのこと。この借り手と貸し手の仲介役をするのがソーシャルレンディング事業者です。

一般に企業への融資には金融機関(銀行)が介在しますが、この場合は全く関わりません。自らのプロジェクトやアイデアなどをネット上で発信して賛同者を集めるクラウドファンディングの1つの手法で、「融資型(貸付型)クラウドファンディング」とも呼ばれています。

具体的な仕組みはこうです。ソーシャルレンディング事業者がお金を借りたい企業を募集・審査してファンドを組成し、投資家を募集。予定額の資金が集まったら、同事業者が企業へ融資します。そして、企業から返済された利息と元本から手数料を除き、残りを投資家に分配します。

一方、投資家はソーシャルレンディング事業者を選んで口座を開き、気に入ったファンドに投資します。借り手に融資を行うのは、あくまでも事業者です。投資家は、商法で規定されている匿名組合契約に基づいて同事業者の出資者となります。匿名組合契約とは、営業者(ここではソーシャルレンディング事業者)がその事業によって生じた利益を出資者に分配することを約束する契約のこと。この契約に基づいて、投資家にはあらかじめ決められた条件に基づいて利息が毎月支払われ、貸付期間の終了後には元本が返済されます。

一般的なソーシャルレンディングの流れ

(1)企業を審査してファンドを組成

ソーシャルレンディング事業者が借り入れを希望する企業を募集し、

審査を通った案件でファンドを組成する。

     ↓

(2)投資家の募集

ソーシャルレンディング事業者がネット上でファンドの投資家を募集する。

     ↓

(3)融資の実行

募集金額を満たしてファンドが成立したら、企業に融資を実行する。

     ↓

(4)借り手(企業)からの返済

借り手の企業は、ソーシャルレンディング事業者と締結した金銭消費貸借契約に従い、

利息の支払い・元本の返済を行う。

     ↓

(5)投資家への分配

ソーシャルレンディング事業者は、企業から返済された利息と元本から手数料を除き、

残りを投資家に分配する。

ファンドの募集例

<不動産担保付きローンファンド>

募集総額:1005万円

案件数:2案件

条件:年利5%、貸付期間11カ月

投資可能金額:3万円から

返済方法:利払いは毎月、11カ月後一括返済

     (ただし、期限前返済の場合がある)

担保:あり

保証:なし

どんなメリット・デメリットがあるの?

 投資家にとっては、以下のようなメリット・デメリットがあります。

<メリット>

◯高い予定年間利回り

◯1万円程度の少額から気軽に投資できる

◯運用のスキルが必要なく、誰でも簡単に投資できる

◯投資期間が短く、手離れがいい

◯分散投資が行いやすい

◯担保付き・保証付き案件もある

<デメリット>

◯貸し倒れ(デフォルト)リスクがある

◯中途解約はできない

◯一般にソーシャルレンディング事業者の口座からの出金に手数料がかかる

なぜ利回りが高いかというと、銀行から融資を受けられない企業を対象にしているので、貸出金利を高く設定できるからです。例えば、設立したばかりで融資を受けられない企業や、新規事業への融資を受けられない企業、今融資を受けているが、さらに追加で資金調達したい企業などが考えられます。

ただ、そういう企業に融資するわけですから、期待リターンが大きい反面、当然、リスクも大きくなります。借り手企業が倒産した場合、投資資金の一部または全額が戻ってこないデフォルト(貸し倒れ)リスクがあります。そのため、ファンドのリスクの見極めが大変重要になります。ところが、ソーシャルレンディングではこれまで融資先が開示されていませんでした。何故かと言うと、日本では融資を行うには貸金業の登録が必要です。ただ、投資家全員にその登録をしてもらうのはあまりにも否現実的。そのためソーシャルレンディングでは、前述したように同事業者と匿名組合契約を結んで対応していました。その際、融資先を開示してしまうと実質、投資家が直接融資を行っているのと同じという解釈だったため、匿名にする必要があったのです。しかし、2019年3月、金融庁から「融資先の匿名化は不要」とする見解が出されたため、今後は投資家も融資先の情報を知ることができるようになるでしょう。

簡単にざっと解説しただけですが、興味を持たれた方はいましたでしょうか?初めてソーシャルレンディングに投資するなら、比較的安全性が高い担保付き、または保証付き案件がおすすめと言われています。途中解約ができないので、当面使う予定のない余裕資金で。多額の資金を投資する場合は、デフォルトリスクを抑える分散投資を心がけましょう。なお、ソーシャルレンディングで得た利益は、雑所得として総合課税の対象になり、確定申告が必要なことも頭に入れておいてください。

 

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