今が旬!
トウモロコシの天候相場

2019年08月20日

4~11月は価格が乱高下しやすい天候相場に

過去を振り返ると、今の時期に相場が大きく動きやすいのが穀物の「トウモロコシ」です。4月中旬頃から作付けが始まり、10月上旬から11月頃に収穫されるため、この期間が産地の天候(気温・降水量など)の影響を受けて価格が乱高下しやすく、天候相場と呼ばれています。

世界供給量の約3分の1を米国が生産

では、はじめにトウモロコシに関する基礎知識を紹介しましょう。

トウモロコシの生産は、米国が最も多く、世界供給量のおよそ3分の1を占めています。輸出量と在庫量でも米国は世界一です。このため、米国のシカゴ商品取引所(CBOT)の価格が世界の指標価格として重視されています。シカゴ・トウモロコシの呼び値(値決めの対象となる数量)は、1bu(ブッシェル)=約25.4kg。価格は2019年7月19日現在、1bu=430セントです。

これに対して、東京とうもろこしの呼び値は1トンで、取引単位は50トン(1枚)です。価格は2019年7月19日現在、1トン=2万4,990円。国内で消費されるトウモロコシの大方を輸入に頼っている日本では、為替相場の動きも価格に大きく影響します。

トウモロコシというと食用のイメージがあるかもしれませんが、そのほとんどは家畜飼料用。最近ではエタノールの原料として産業用需要も増加傾向にあります。

出所:農林水産省。2017年9月現在。

必要証拠金は1枚あたり約6万円。レバレッジは約21倍!

ここで、2019年の東京とうもろこし相場を見てみましょう。

2019年は5月中旬以降、米国の産地の降雨が作付け作業に支障を来していることから価格が大きく上昇。さらに6月には、米農務省が米国産トウモロコシの生産見通しを大幅に下方修正した需給報告を発表したことから、一段と上昇しました。

仮に、この価格上昇をタイミングよくとらえ、東京とうもろこしを1トン=2万3,000円で1枚買い、およそ1カ月後に2万6,000円で売ったとしたら、利益は以下のようになります。

1トンあたりの差益(2万6,000円-2万3,000円)×1枚(50トン)=15万円(手数料、税金は除く)

1枚の取引でも利益はなんと15万円(手数料、税金は除く)!

この取引に必要な証拠金は第一商品の場合、1枚あたり5万3,000円(8月16日現在)。レバレッジ(取引総額に対する証拠金の倍率)は約21.7倍です。資金効率が高い取引が行えるのが、先物取引の魅力です。

4月に高値をつけ、10月に安値をつける傾向が

トウモロコシ相場は、世界で最も生産量・輸出量・在庫量が多い米国の4~11月頃までの作柄に関わる情報によって乱高下するということを覚えておきましょう。

ただ、近年はブラジルやアルゼンチンなど南米産の輸出シェアが拡大し、米国を上回るようになっているため、南米の作柄もトウモロコシ相場に大きな影響を及ぼすようになっています。実際、前述したように今年は米国が天候不順で生育が懸念され、価格が上昇しましたが、7月以降は南米の豊作が確実になってきたことよって価格は急落しています。

もう1つ覚えておきたいのは、東京とうもろこしの相場は、4月に高値をつけ、10月に安値をつける傾向があることです(【図4】参照)。

なぜ10月頃にトウモロコシの価格が最も安くなりやすいかというと、収穫期で最も在庫が多くなるからと、理由は至って単純です。その後、11月以降は在庫が徐々に減っていくため、価格が再び上昇する傾向があるというわけです。例年どおりであれば、“10月は買いのチャンス”かもしれません。ただし、【図4】はあくまでも一般的な傾向を示したものですので、各年の変動には大きなバラツキが発生します。参考程度にとどめておいた方が良いでしょう。

 

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